ASDの5つの型って?尊大型にあてはまるような気がする長女

ADHD
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我が家の長女、いちごはADHDです。

どうやらASDとLDも併発しているようですが、ASDの尊大型というタイプにわりと当てはまっているなと思い、今日はそのお話をしたいと思います。

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ASDの5つの型とは?

イギリスの精神科医にローナー・ウィングという人がいます。

彼は自閉症研究の第一人者であり、自閉症には3つの型があると提唱しました。

その後、その3つの方から派生した2つの型が加わり、現在では5つの型に区分されています。

①孤立型

1人でいることを好むタイプ。

まるで他に人がいないかのように振る舞う。

こだわりが強い。

②受動型

受け身で流されやすいタイプ。

そのため人に騙されやすい。

③積極奇異型

人に積極的に話しかけることができるが、相手の状況におかまいなしに一方的に話したり、自分のこだわりを押し付けてしまうタイプ。

そして上記3つの型の派生として、次のものがあります。

④尊大型

他者を見下し、圧をかけるタイプ。

⑤大仰型

振る舞いはとても丁寧だが丁寧すぎて不自然さが残るタイプ。

④⑤は元は別のタイプであったものの、このようなタイプに変化していったと考えられています。

尊大型とは?

今回は5つの型から尊大型をピックアップしてみます。

尊大型の特徴としては

①自尊心が高く自分が特別である、優秀であると思い込む。

②自分のこだわりを他人に強要する。

③他人を下に見て、高圧的な物言いをする。

④間違いを認めない。

⑤共感性がない。

他人を見下し圧力をかけがちなので、職場の上司であればパワハラやモラハラに発展しやすいという点が挙げられます。

尊大型ASDは元々別タイプであったと書きましたが、生来の特性である場合と、今までに経験したこと、学習してきたことなどで培った行動から得た考え方や思想である場合と、二つのパターンがあると言われています。

後者は、何らかの原因から他者を見下すようになり、その際に自分に良い効果があった、というような場合などに、後天的に『見下す』ことを学習してしまいました。

例えば嫌なことをしてくる相手に対して高圧的な態度に出た場合、相手が怯んでいやがらせをしてこなくなった場合などです。

この時、高圧的な態度に出れば相手より優位に立てる、物事を都合よく進めることができたと学習したと言えます。

尊大型ASDの方は実際知能が高く能力値も高いことが多く、仕事などで成果をあげていたり、学校で先生から信頼されていることも多いようです。

このようなタイプは自分自身よりも周囲が対応に困ってしまうパターンが多いのです。

我が家の長女はなんだかこの尊大型ASDに当てはまるな、、と言う気がするのです。

しかし残念ながら知能が高いと言う点は当てはまりません。

長女の特徴

小学校に入ってから、〇〇君はよく先生から怒られているとか、授業を抜け出して捕まったとか、そう言う話を良くしていたように思います。

当時はただの学校でのエピソードを話しているだけだと受け止めて深く考えていませんでした。

こちらで漫画にしたことがまさにそれで、今思えば他人より自分が優れているというアピールであったのだと思います。

このエピソードを描いている時は、まさかこんな記事を書くことになるとも、そこで使うことになるとは全く思わずに描いていました。

まさに今思えば、、です。

長女の場合、他人に高圧的に接するわけではありませんが、自分が下に見ている相手から言い返されるとかなり腹を立てるようです。

また自分が得意であり自信がある分野に関しては、やたら出しゃばりたがる傾向にあるようです。

転校先での学校では、先生を差し置いて他の生徒を教えたがって、授業に横槍を入れることが何度かあったと聞きました。

こちらからすれば冷や汗ものですが、驚くことに本人は問題視していませんでした。

まぁ、問題視していれば何度もしませんよね。。

しかもいちごは、自分は学校で上手くやれていると思っているのですから困ったものです。

また、いちごの思う自分像と私が見る彼女とでは能力値が乖離しており、そこにとても違和感を覚えます。

簡単に言うと、彼女は自分で思うほど優秀ではないということです。

尊大型ASDの方は比較的優秀な方が多いみたいですが、この点は当てはまりません。

一体なぜそれほど自信があるのかは全くの謎ですし、その為かいちごは落ち込んだり悩んだりすることがありません。

余談ですが、根拠のない自信の持ちよう、落ち込まない様子はいちごの実父に良く似ています。

Fラン大卒なのに自分を賢いと思っていたり、自分は何でもできると自負しており、仕事についても良い話しか聞いたことがありませんでした。

しかし思えばそれもおかしな話です。

誰でも仕事でミスをしたり、ミスにはならずともミス一歩手間の状態になったり、上手くいかずに落ち込んだりすることはあるはずですですが、そういう話は一切聞いたことがないのです。

当時は何も疑問に思いませんでしたが、今ではこのように感じてしまいます。

もしかしたら、うまくやっていると思っているのは自分自身だけなのでは?

いちごと同じように、実は周りは困惑していることがあるのではないでしょうか。

どう接すれば良い?

言い方によってはスーパーポジティブと表現できなくもない、我が家の長女いちご。

しかしこれは長所でなく短所です。

なぜなら根拠のない自信ほど厄介なものはないからです。

彼女にどう接するべきかは大変悩みましたが、まずは一つ方針を決めることにしました。

それは、優秀でないことに気付かせることです。

学校でトラブルを起こすこと、テストで良い点が取れないこと、お友達と揉めること。

これらの物的証拠を揃え、全然優秀ではなくて困ったちゃんだと認識させること。

なかなか自分の間違いを認められない所もあるので、それを認めることと等身大の自分を受け入れること、そこが肝かなと思っています。

(どうも自分をよく見せたいという欲求が強いみたいで、学校であれができただの、これができただの、いい事しか言ってこないんですよね)

転校先を少人数の学校に決めたのも、実はその点が大きかったです。

少人数の方が問題が表面化しやすいですからね。

早速学校で問題が起きたと先生から連絡がありましたが、それはまたの機会に。

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