全寮制に通う発達障害長女、2度目の夏休みの成長具合は?

ADHD
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全寮制に通って1年が経った今季

我が家の発達障害の長女、いちごは1年前の夏休み前から全寮制の学校に通い始めました。

なので今回は通い始めて2度目の夏休みを迎えたわけですが、夏休みの話を更新するのに大変時間がかかってしまいました。

なぜかというと、お話するのが辛かったからです。

あえて親元から離し、厳しい環境に置くことによって自分から気付きを得られるようにと、悩みに悩んだあげく選択した全寮制。

本人にも辛いことや壁があると思いますが、その上で成長してくれることだけを願っていました。

しかし今回その希望は打ち砕かれてしまいました。

一言で表すとするならば、何も成長していないです。

お迎えに行った帰りの車の中でいつもよりソワソワしていたり、妙な行動をしたり、その時点ですでに嫌な予感がしていたのですが、的中してしまいました。

まだ昨年の方が、帰ってきて数日は努力というか、頑張ろうとしている部分が見られたのでマシでした。

数々の問題行動

まずは部屋が帰宅後たった2〜3日で散らかったことに驚きました。

綺麗に保とう、という気持ちが全く感じられなくて、見かねて注意してやっと改善されました。

言わなければ多分掃除もしないと思います。

ある時は短時間に何度もトイレに行き、その度に紙を大量に使用するのでトイレットペーパーの減りが早い早い笑

いや笑いごとではありませんが。

お腹が痛いから、と言うのですがこんなことが何度もあるのです。

トイレに何度も行かなければならないほどお腹がいたくなること、そんなに頻繁にありますか?

体質にもよるとは思いますが、お腹を下しやすい子ではないし、違和感を感じました。

そして、適切な量の紙を使用できないから、使いすぎるということが起こる。

こんなに使ったら次の人が困るとか、長時間トイレを占領したら他の人が行けないとか、そういうことを考えられないみたいです…。

そもそも、彼女の中での適切なものは、多くの場合そうでないことが多いです。

だから必要以上にトイレに行ってしまうし、必要以上に紙を消費してしまう。

この問題はなかなか言葉にするのが難しいのですが、アスペルガーの方は場面にそぐわない行動が多いと思うのですよね。

娘もそのように、適切でない行動がとても多いです。

が、それはある場面だけの特定の行動だけがおかしいのではなくて、全ての行動全般に言えることなんです。

これは娘だけに限ったことなのか、それともアスペルガー全般に言えるのか…。

例えば誰かのお葬式の時を思い浮かべてみてください。

お葬式の時に笑ってしまうのはとても不謹慎ですが、そのようなことを悪気なくしてしまう人が世の中にはいます。

娘もおそらくその類です。

しかしお葬式のときだけそのような場にそぐわない行動をしてしまうのでありません。

たまたまお葬式という目立つ機会だから外から見てもわかりやすいだけで、日々の生活の中でもその片鱗が見え隠れしています。

なので「それは何のためにしているの?」「何の意味があるの?」と突っ込まずにはいられない、謎行動が大変に多い。

例えば、この後すぐに乱すことが確定している部分であるのにやたら時間をかけて整えてしまったりといった、我々からすると意味のない行動です。

このような謎行動は私をとても困惑させるし、それは必要ないよねといちいち正すのが本当に骨が折れるのです。

あまりに頻度が多すぎるので。

さて夏休み中の問題行動の話に戻りますが、ある時には、仲良しの親戚の家に娘だけ遊びに行った帰り、親戚から私たち家族へのお土産として持たされたお菓子を自分1人でこっそり食べてしまいました。

これには本当にガッカリしました。

みんなで食べてね、と厚意で持たせていただいたものに対し、ぞんざいな扱いをしてしまう。

人からもらったものを大切にできない部分は今までも見てきましたが、かなりひどいと思います。

そしてまたある時は、いちごの部屋から異臭が。

生ゴミのような臭いがしたので、最初は使用済みの生理用品かなにかを放置しているのか?と思いました。

でもそうではなくて、私が放デイで食べるように作ったお弁当の残りを、こっそり隠していたのでした。

残してしまって怒られると思ったようです。

これも、怒られたくないという自分の欲求のためであり、作った私が残されて悲しい思いをするから、と考えてのことではありません。

他にも問題行動は多々ありますが、大きなものはこんな感じでした。

今回は本当に疲れました。

障害児なのだと実感

今回の帰宅で私は、娘がわりと重い障害児なんだなと実感しました。

言葉は話せるけど意図を汲み取れないから意思疎通できない。

ご飯を1人で食べられるけれど、適量を食べることができずかなり減らしても残してしまう。

情緒的な深い会話ができない。

謎行動の連続。

監視しておかないとすぐにだらける。

適切な表現ではないかもしれませんが、認知症の介護をしているような気分です。

なぜ問題行動が増えたのか

今回なぜいちごの問題行動が増えたのか、と考えてみました。

増えた、という言い方はおそらく正しくなくて、元々あったものが単に表面化したのかなと思います。

今までは小学生だったこともあり、幼さもある程度許容してきました。

しかし中学生になり、さすがに年齢と比べると幼さが目立つようになった、というのがあると思います。

それから、担任の先生が変わったことも大きいかもしれません。

家での過ごし方を見るに、寮でかなり自由気ままにやっているとしか思えません。

そこで先生に連絡してみると、学校ではしっかりやっているとのこと。

定型発達のお子さんなら、普段学校でしっかりやっている反動という可能性も考えられますが、うちに限ってそれはありません。

いやそんなわけないでしょ…だったらもっと家でもちゃんとしてるわ!

と心の中で突っ込みました。

おそらく先生、ちゃんと見てくれていません。

冬休みの帰宅を考えると今から憂鬱な母なのでした。

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