発達障害児と性教育のお話

ADHD
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いつから?性教育に適した年齢

我が家の長女、いちごは発達障害です。

ADHDの診断が下りており、お薬も飲んでいます。

ある日夫のゆっぴーからこんな提案が。

「そろそろ、いちごちゃんに性教育した方がいいと思う」

夫からの突然の提案に驚いたものの、ついにその時が来たか、というのが私の感想です。

いずれしなければと思っていたものの、話しにくい内容なので後回しにしていたんですね。

春から中学一年生になったこともあり、もうそろそろ知っておいていい年齢です。

もしかしたら、生理がきた時点でお話していいことかもしれません。

けれど人によっては早ければ小学校中学年くらいで生理がある子もいるので、その時点で話しても間違った理解をしてしまったり、話した内容を理解できず忘れてしまったりするかもしれません。

なので、物事の理解が深くなる小学校高学年あたりから中学生くらいまでの時期で始めるのがいいのではないかなと、個人的には思います。

発達障害女児に想定しうる心配事

我が家のいちごはADHDであることもあり、衝動性が強い特性があります。

また、好意的な言い方をすれば疑うことを知らない子ですが、逆に言うと物事を深く突き詰めて考えることができない短絡的思考の持ち主でもあります。

こういった子の場合どんなことが起こりうるかというと、まず人をあまり疑わないので騙されやすいですよね。

また、ASD傾向の強い子であれば、言葉を額面通りに受け取ってしまいますから、教えられたことが嘘であっても、真に受けて信じてしまうことがあるでしょう。

ASDは相手の表情から真意を推し量るのが難しいという特徴があり、明らかになにか企んでいそうな表情でも、それに気付きにくいといったことがあるかもしれません。

また、普通の子であれば一歩二本先を読んで予測を立てられることでも、発達障害を持っている子は深く考えることが苦手でトラブルに発展しやすいです。

最近ニュースで報道されている中に、このようなものがあります。

赤ちゃんを妊娠したものの誰にも相談できず、人知れずトイレなどで産み落とした結果、赤ちゃんを死なせてしまったというもの。

これらの加害者が必ずしも皆発達障害を持っているかどうかはわかりませんが、私は可能性としては決して低くはないと思っています。

普通の子であれば避妊せず性行為をすればどうなるかは予想ができるし、生理が遅れていれば何が起こっているのか予想ができるし、お腹が大きくなってくればこの先どうなるか予想ができる。

ところが、発達障害であったり知的障害であったりすると、この予想するといったことが大変に難しいのです。

そのため場当たり的な行動に陥りやすく、後々大きなトラブルに発展してしまうのです。

今まで発達障害児を育ててきて本当に思うのですが、予期せぬことがとても起こりやすいです。

えっ、何でそこでそうなるの?

そこで躓く?

といった、こちらの予想範疇を越えることがとても多いのです。

ですから、念には念を入れたり、よくいって聞かせたりすることはしつこいくらいしても良いと私は思っていて、こちらが考えていないような捉え方をしていることもあるので、どれほど理解しているのか、そもそも本当に分かっているのか確かめることはとても大切です。

長女への心配事

我が家の長女いちごに関しても例外でなく、上記のような心配事が考えられます。

まず人を疑わないので、他人や男の人にはとくに騙されやすいのではないかと思います。

同じ理由から詐欺にも遭いやすいと思います。

そしていざトラブルになった時も、自分で解決しようとしてさらに大きな墓穴を掘るか、見通しが甘いゆえの更なるトラブルに発展するかのどちらかが考えられます。

もし先程例に挙げたニュースのようなことになったらと思うとぞっとしますが、とても他人事ではないため早くから対策をしておかなければなりません。

いちごは父(継父ですが)がとても大好きで、ゆっぴーゆっぴーと甘えていますが、そのうち彼氏もできるでしょうし、本来であれば年頃の女の子が父父言うのもおかしな話なのです。

女性の皆さんは経験があるかたも多いと思いますが、多くの女性はある時期から父親が本当に嫌になるものなのです。

私は小学校高学年〜高校生くらいまでだったでしょうか、父が本当に嫌でした。

嫌いというわけではなく、なぜか話したくない近寄りたくない、みたいな。

後々、このような反応は決しておかしなことではないと知ってそう言うものなのかと納得しましたが、当時の父の心境を思うと、家族のために一生懸命働いてくれていたのに申し訳なかったなという気持ちでいっぱいになります。

話がそれてしまいましたね。

我が家は女児のためこのような書き方になってしまいましたが、男児であっても心配事はあると思います。

何かが起こってからでは対処の方法は限られてしまします。

不慮の事態に陥らないためにも、準備をしておくに越したことはないと思います。

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