
ADHDだけではなかった?長女の障害
我が家の長女、いちごは小学6年生で、ADHDという発達障害があり、現在は全寮制の小学校に通っています。
全寮制に通わせたいきさつについてはこちらをご覧下さい。
つい先日学校の先生からの指摘でASD傾向もあるのではないかとの疑いから病院の診断待ちの状態ですが、ほぼ間違いないと思っています。。
障害の話を本人に伝えるか否か
我が家は、発達障害を持ついちごには、日頃から障害についての話を良くしています。
発達障害とは何なのかに始まり、あなたは人と違うからこういう問題が起きがちである。
あなたの特性は、このようなリスクがある。
などなどです。
発達障害があるがゆえに人付き合いで生じる問題、想定される将来の懸念事項について、なるべく今のうちから本人に伝えています。
本人に面と向かって「あなたは発達障害です」と伝えることをよしとしないご家庭もあると思います。
障害の程度にもよるかもしれないし、なるべく普通の子として見ていたい、という親御さんの希望もあるかもしれません。
そこは方針の違いなので、絶対これが正しいのかはわかりません。
発達障害は個性?
昨今、多様化が進んでいますよね。
性別ひとつ取っても男女という枠に収まらなくなってきているし、世の中には色々な形の性を持つ人がいると知られるようになりました。
同じように、昔からいた「ちょっと変わった子」たちが、実は発達障害という、脳の一部がうまく働いてい状態なんだということが認知されるようになってきました。
その「ちょっと変わった子」を「個性的な子」だと言い換えるならば、発達障害は個性と言えるのかもしれません。
しかし私は発達障害を個性だとは思えません。
第三者がそう思う分には構いませんが、発達障害児が自ら発達障害を個性だと言うことは、仕事でミスをした人間が「人間はミスをする生き物だから仕方がない」と開き直るのと、私には大して変わらないような気がします。
きっといちごは障害により人に迷惑をかけることがたくさんあると思いますが、それを当たり前だと思って欲しくないし、個性を言い訳に使って欲しくありません。
いちごは圧倒的にマイノリティです。
マイノリティがマジョリティの中で生きていくためには、マジョリティにできる限り合わせていかなくてはならないと私は考えています。
深刻な話が伝わらない
あなたの障害についてこんなに心配しているよ、あなたの将来を思うと心配でしかたないよ、と危機感を訴えているのですが、残念ながら本人に全く伝わりません!
両親が真剣に心配していても上記の漫画のように、大好きな継父が自分のことを考えてくれてると喜んでしまうところがあります。
困ったものです。
本人は今、自分は周りとは何となく違うな、ということがようやくわかり始めた頃かもしれません。
きっと中学生になると、今まで仲良くしていたお友達とも上手くいかなくなることが増えるんじゃないかなと思います。
なぜなら中学生は本当に多感な時期なので、他人と自分との違いについてたくさん考えます。
すると、今まで仲良くしていたお友達の中には、いちごに違和感を持ってしまい、離れていってしまう子もいるんじゃないかと思うからです。
本人が障害について認識し、改善しようとすること。
これが大事なんじゃないかなと思います。
正しく認識することが今はまだ難しいですが、中学生になり、自分について深く考えるようになった時、障害について考えてくれれば良いなと思います。