ゆっぴーに,いちごが発達障害ではないかと指摘を受けた私。
当初は「まだ低学年だから」とさほど気にしていなかった困りごとが,実は結構長期間,多岐に渡っていたことに気付いたのでした。

時間の感覚がない?
かなり幼い頃から,時間の感覚がないなと感じていました。
何をするのもとてもゆっくり,まるで時間が無限に存在していると思っているかのように感じました。
大抵の人は時間の感覚は体が覚えているもので,例え時計を見ていなくても,例えば今自分がこの作業を始めてから大体何分くらい経ったかな,などの大まかな目安はつくものです。
いちごにはそれが身についていませんでした。
発達障害の子にとって時間というのは理解しにくい概念であることを後から知りました。
そして,この時間の感覚がないという致命的な欠点は,生活面でのあらゆる部分に影響します。
いつまででもTVを観続けてしまう
これは時間の感覚がないせいであることだけが全ての原因ではなく,一度夢中になってしまうと過度に集中してしまうというADHDの特性も関与していると思うのですが,要因としてはやはりかなり大きいです。
自分が今一体どれくらいの時間TVを観ているのか,感覚がないのでわかりません。
結果,だらだらとTVを観続けてしまい,気がつくとかなりの時間が経過してしまっています。
これらはアラームを活用することで,強制的に時間を認知させることができます。
予定の時間になっても家を出られない
お出かけをする時間が決まっていたとしても,その時間までに準備が終わることはまずありません。
小学校に上がって放課後や休日にお友達と遊ぶ約束をすることが増えましたが,待ち合わせ時間になってから家を出る,ということもかなり多かったです。
これらはかなり口を酸っぱくして注意してもなかなか治らず,高学年になった今になってやっと,かなりマシになってきたかな,と思います。
同じことを何年も注意し,それでも改善が難しい
『まだ小さいから』『まだ難しいから』『いつかできるようになれば良いから』と思い続け,注意し続けはや数年。。。
気付くと私は,いちごが幼稚園生の頃から言い続けていることを,小学生になって数年経ってもまだ言い続けていることに気付きました。
洗濯物を洗濯機に入れる,使ったものを片付ける。
そんな当たり前のことですが,発達障害の子ができるようになるまでには,そうでない子と比べて何倍もの時間がかかるのです。
そして子どもの年齢が上がっていくにつれて,もうすでにできていてもいい生活習慣や,身についていいはずの概念が欠如していることに気付き,『あれ,うちの子ちょっと変かも?』と感じるようになるのではないでしょうか。