
春休みをどう過ごすか
我が家の発達障害児、いちごは全寮制私立中学に通っています。
学校行事の振替休日を休み前に割り当てるため、公立学校よりは春休みや夏休みなどの長期のおやすみが長めです。
子どもに会うのは久しぶりなので成長が楽しみな反面、帰ってきている間はとても手がかかるため、どちらかというと気が重くなってしまいます。
それに加えて夏休みの出来事が尾を引いており、今回の帰宅はいつもよりさらに気が重いのでした。
家と学校では生活態度が違う娘
学校の先生のお話では、いちごは寮の自室は大変綺麗に保たれており、提出物もしっかり出す、各種検定のための勉強もしているとのことでした。
しかし彼女は家にいると部屋を散らかし放題にするし、課題をやりません。
恥ずかしいことですが、長期休みが終わるたび、学校から宿題が全て終わっていなかったと連絡をいただきます。
ですので夏休みの出来事を包み隠さずお話すると、先生は驚かれておりました。
なぜ家と学校でそんなにも生活態度が違うのだろうか。。
理由は分かりませんが、先生と面談した結果、家と外(学校など)との温度差をなくし、生活態度を安定させることが今後の課題となりました。
寺で修行
問題児の預け先といえば、昔から寺と相場が決まっている。
そう考えた私は、早速ネット検索し、いちごを預けられそうなお寺を探してみることにしました。
意外なことに、自宅から遠方であるということさえ目を瞑れば、子どもの修行を受け付けているお寺さんは多数ありました(大人向け修行もかなりあります)。
夏休みや春休みなどのお休みの時に、修行体験を開催してくれているのです。
とくに、お寺が多い京都には、修行ができるお寺さんが多い気がします。
私はその中のあるお寺さんに連絡を入れ、修行申し込みをしました。
その際、いちごに発達障害があることも伝えました。
修行体験には他のお子さんも参加しますから、集団行動をすることになります。
我が子の発達障害がどの程度でどのような困りごとがあるのかしっかり伝えておかないと、お寺さんに多大なご迷惑をおかけすることになってしまいますので、包み隠さずお話しました。
幸い受け入れが可能と仰っていただけたので、修行をお願いすることにしました。
ただし、問題を起こしたらその時点で修行は中断です。
費用面では1泊1万円前後が相場かな、といった感じです。
嫌がっていた娘
修行に行くことをいちごに伝えたら、たいそう嫌がっていました。
彼女の中では修行=滝に打たれることだったらしいです。笑
季節的なものなのか、参加した時の修行メニューに滝行は入っていませんでしたが、夏ならば滝行も行うのかもしれませんね。
行く時には嫌がっていた娘でしたが、修行は案外楽しかったと言って帰ってきました。
説法を聞いたり、写経をしたりして過ごしていたようです。
一度の修行で何かが変わるとは思いませんが、非日常の空気感を味わうだけでも刺激になると思うので、参加させて良かったなと思っています。
娘の課題である、家と外との生活態度を安定させるには、家以外の場所で過ごす機会を設けるのが必要なのではないかな、と私は思っているので、お寺で修行したり、今後はホームステイなども検討しています。
とにかく外で家族以外と接する機会を増やそうと思っていて、よその場所のルールを見つけて従ったり、失敗して叱られたり、そういう家ではできない経験をしてほしいなと思います。
お寺では、そろそろ夏休み修行を受け付けているところが出てきているので、もしご興味がおありでしたら、検討してみてもいいかもしれません。