親子って外見だけでなく内面も似ていることがあるかもしれません。
いちごといちごの実父には類似点があり、夫は早くから実父の発達障害の可能性を示唆していました。

いちごの実父は発達障害?
現在の夫であるゆっぴーに指摘されていちごが発達障害であることに気付いた私でしたが、いちごの実父にもその傾向があると夫から指摘を受けました。
いちごの実父とゆっぴーには面識がありませんが、なぜそう思うのか訊いてみたところ、いくつか理由があるようでした。
理由①
上の漫画のような、幼少期からのエピソードで度を超えたマイペースが窺い知れること。
マイペースというと聞こえが良いですが、要は他人の気持ちを考えられず、周囲に合わせる能力が乏しいということです。
私の父、つまり彼にとっての義父が、自分たちの自宅まで車で1時間運転して送ってくれている間、助手席でガーガー寝ていられるのもちょっとおかしな話ですよね。
理由②
私に送られてくる元夫からのメールやLINEの内容が支離滅裂であることと、発散して話題がどんどんすり替わること。語彙力の無さ。その文面から発達障害の人が持つ独自のマイワールドやマイルールを感じ取ったこと。
マイワールドの説明は言語化するのがとても難しいのですが、彼らは自分しか住んでいない幻想の世界のようなものがあって、その中からこちら側の世界を覗いているような感じだと考えていただけるとわかりやすいかもしれません。
だから人と同じものを見ていても別の独特の感じ方をしているし(そのことが良いか悪いという話ではなく、そのような感じ方をしている、というだけの話です)、こちらから何か訴えかけてもいまいち響いている手応えのようなものを感じにくいのです。
これ、マイワールドって何て説明したらいいかな、とゆっぴーに尋ねた時に返ってきた答えです。
自分しか住んでいない幻想の世界、というのがとても当てはまる表現だと思い、使わせてもらいました。
私の体感では、発達障害の方にはこのマイワールド持っている方がとても多いな、という印象です。
なので常々マイワールドにいる彼らは、我々から見ると「ちょっと変わってるな」とか、「不思議ちゃん」「超マイペース」に見えるわけです。
文字通り他の世界の住人だからです。
発達障害の人の中には、「宇宙人」と称されたことのある人もいるんじゃないかと思うのですが、まさにそれです。
一方、マイルールは自分なりのこだわりであったり、崩すことができない決め事であったりします。
自閉症の方にはこのようなこだわりはとても多いですよね。
また、自分の中での良し悪しを持っていて、それを元に善悪を判断して行動しています。
それ自体は定型発達であっても勿論持っているものですが、困ったことに彼らはそれが世間一般の常識からややズレていることが多い印象です。
よって、世間ではアウトなことでもマイルールの中ではオッケーになってしまい、常識とズレているよね、ということが起こり得ます。
語彙力のなさは、、私の前夫が単に教養がないだけだと思います(笑)
発達障害であっても教養がある方はたくさんいらっしゃいます。
必ず遺伝するの?
親がADHDの場合、子もADHDになる可能性は、非ADHDの親をもつ子より5〜10倍高いと言われています。
また、一卵性双生児では1人が発達障害である場合に、70%程度の割合でもう1人も発達障害だと報告されています。
通常の兄弟姉妹では20%程度であることを考えると、確率は高いようです。
しかし発達障害は遺伝が全てではなく、不適切な養育環境などで後天的に発達障害と酷似した症状が出ることもあります。
遺伝的要因だけでなく、環境的要因も十分に考えられます。