放課後等デイサービスとは
放課後等デイサービスという言葉、耳にしたことがある方も多いかもしれません。
この放課後等デイサービスとは一体何なのかというと、何らかの支援の必要な子どもたちが、放課後や長期休暇の間に通い、生活や社会面でのスキルアップや支援を受けられる場所のことです。
支援の必要な子というのは主に知的障害、身体障害、精神障害が当てはまり、その中には我が家の長女のような発達障害も含まれます。
障害児のための学童保育のようなものだと考えてもらえるとわかりやすいかもしれません。
ただ、学童と違って教室によっては高校生まで通うことができます。
いちごは前日父と経路を実際に辿ったにもかかわらず迷子になってしまいましたが、送迎を行ってくれるところもあります。
なぜ放課後等デイサービスを検討したか
このサービスは引っ越し前から知ってはいましたが、利用には敷居が高いと思っていました。
利用するには自治体から発行される受給者証というものが必要で、手続きが大変そうだなと感じていたからです。
加えて近所に教室があまりなく、受給者証を取得しても使うかな？と疑問だったこともありました。
いちごは同じマンション内にお友達がたくさんいたので、その子達と遊ぶ方が楽しいだろうなと思い、わざわざ手間をかけて通わなくてもいいかなと思ったのです。
しかし今、長女いちごは普段自宅からは遠い学校の寮で生活しています。
引っ越しをしてしまったこともあり、学校でのお友達はいますが自宅付近のお友達は一人もおらず、お友達ができたらなと思ったことが放課後デイを利用しようと考えた一番の理由でした。
ご存知のように、年頃の子どもにはお友達の存在は不可欠です。
長期休暇で学校から帰ってきている間、仲良しの子ができたらいいなと思っています。
どうすれば利用できる？
先に書いた通り、放課後等デイサービスは誰でも利用できるわけではありません。
利用申し込みをするにあたり、受給者証を発行してもらわなければなりませんが、その為には医師の診断書や療育手帳、精神障害者手帳などが必要になります。
（なくても良いという情報もあるので、詳しくはお住まいの自治体にご確認下さい）
もし診断書が必要な場合、そもそも発達障害特有の行動でお困りだと医師の診察を受けることになると思うので、かかりつけの医師に診断書を書いてもらうと良いと思います。
病院の選び方はこちらをご覧ください。
子どもに合った教室を探すために
受給者証は条件さえ満たしていればすんなり発行してもらえるのですが、教室を探すのが一番大変かもしれません。
学校のクラスでの発達障害児の割合が増えている、なんていうニュースもありますが、教室はどこもいっぱいです。
引っ越し先は幸いにも比較的教室が多い地域でしたが、10ヶ所くらい電話をかけて、空きがあるのは2ヶ所だけでした。
教室によって受け入れている障害もさまざまですし、通える年齢も違っていたりします。
受け入れも、学校がある日のみ夕方1時間だけというところから、学校がある日は放課後数時間、学校がない日は朝から夕方まで、というところまで、かなり幅広いですし、週に何回まで通えるかも教室により違います。
お勉強を見てくれるところが多いとは思いますが、独自の学習システムを使って進めてくれるところから、プリント1枚だけというところまで色々でした。
良さそう！と思った教室が小学生までしか通えなかった、なんてこともありました。
そして教室も、実際に見学してみないと子どもに合うかどうかわかりませんので、必ず見に行ってみてください。
どこの教室もいっぱいでどうしようかと思っていたところ、少し遠いけれどたまたま開校したばかりで生徒さんを募集していた教室があったため、運良く利用させていただくことができました。
空きがあったというのは勿論なのですが、いちごが通う予定のところはパソコンを使い自主学習を進めていくタイプのところで、普段学校であまりパソコンを使うことがないいちごには好都合だと思ったのと、同年代の女子が多めであると聞いたのが決め手でした。
教室によって特色は様々で、ホームページを見てもわからないことの方が多いので、見学をして色々と質問してみるといいと思います。
学校がない日の預かりをしてくれるところでは、課外活動をしてくれるところが多い印象です。
たとえば娘の通うところでは、近場の博物館などの公共施設に連れていってくれたり、料理教室なども行ってくれるようです。
教室は複数通うこともできるので（ただし1日1ヶ所のみ）、空きがあれば複数通うのもいいかもしれませんね。
