病院でADHDの症状を和らげるお薬をもらったいちご(現在は全寮制小学校に通っています)。
これで一安心とおもいきや、、。

いちごに出されたお薬
ADHDに処方されるお薬は日本で4種類あり、いちごはそのうちの2つ、コンサータとインチュニブというお薬を服用することになりました。
コンサータは脳内のドーパミンを増やす効果があり、ADHDの主な症状である多動性・衝動性・不注意の全てに効果があると言われ、高い効果が期待できる反面、依存性が高くなりがちであるというデメリットがあります。
一方インチュニブは多動性と衝動性に効果があると言われていて、脳内の神経伝達物質が漏れるのを防いでくれ、不注意には効果が薄いけれど依存性がないとされています。
いちごの場合はコンサータで不注意を、インチュニブで多動性と衝動性を緩和しようという狙いです。
他にもビバンセ、ストラテラというお薬もあり、それぞれメリットとデメリットがあります。
どのお薬が合っているか、医師とよく相談して決めましょう。
ADHDは薬を飲むのを忘れる
当たり前のことですが、お薬は飲んで初めて効果が出ます。
ところがADHDは、その特性から「飲む」ということを忘れてしまうことが多いのです。
ADHDの症状を緩和したくて薬を手に入れたのに、そもそもの症状のせいで飲み忘れるという困った事態に陥ってしまうわけです。
飲み忘れを防ぐために
このブログは発達障害の育児に悩んでいる親御さん向けの記事が多いので、お子さんをお持ちであればご家族一緒に住まれていることがほとんどだと思います。
そうすると、親御さんがお子さんのお薬を管理し、例えば服用が朝食後であれば食事が終わった頃合いで「お薬の時間だよ」と差し出すのが最も飲み忘れが起きにくいでしょう。
もしこのブログを読んでいらっしゃるご本人が発達障害でお悩みで、お薬を飲み忘れてしまうと自覚しているのであれば、同居しているご家族にお薬の管理を一任するのが良いでしょう。
我が家では曜日ごとに仕分けされたお薬ケースに一週間分を私がまとめてセットして、基本的には本人にそこから当日分を取って飲んでもらうことにしています。
お薬を飲み始めた最初の頃は、ほとんど自分から飲めた試しはなくこちらが手助けしないといけませんでしたが、数ヶ月も経つと本人も習慣化してきてほとんど忘れることはなくなりました。
それでも本人だけに任せるのは心配だし、私の方でのチェックも怠らないようにしています。
お薬ケースをキッチンの目立つところに置いておけば、洗い物やちょっと飲みものを取りに行く時に自然と目に入るので、飲み忘れがあったときに声かけすることができます。
お薬ケースは視覚化しやすく管理もしやすいので、大変使いやすいですよ。