
こんにちは、10年ぶりに第二子の育児をしているねりです。
次女はまだ2歳なので発達障害かどうかはわかりません。
しかし、長女と次女の幼少期を比較して圧倒的に違うなと思うことがいくつかあり、その1つが長女に『イヤイヤ期がなかったこと』です。
今日はそんなイヤイヤ期についてお話したいと思います。
長女のイヤイヤ期
発達障害の長女にイヤイヤ期がなかったと書きましたが、イヤイヤ期がない=発達障害、というわけではありません。
何らかの事情であまりイヤイヤしない子もたくさんいますので、あくまで我が家の場合のお話としてお聞きいただければと思います。
イヤイヤ期とは、おおむね2歳〜3歳くらいの子どもに現れる現象です。
何にでもイヤイヤと反応することにちなんでイヤ期と呼ばれ、だいたい2歳頃にピークを迎えることから魔の2歳児とも言われます。
2歳くらいから自我が芽生え自分でやりたいことが増えてくるものの、脳や体の発達が未熟なので、言葉にできなくてイライラしたり、うまくできなかったり我慢ができなくて癇癪を起こしたりするんですね。
初めて育児をしていた時は、魔の2歳児という恐ろしげなワードにビクビクし、「2歳ってそんなに手がかかるの?」と戦々恐々としていたものです。
実際、0歳から親交のあった子どもたちが、大きくなるにつれ少しづつ変わってきて、今までそんなことはなかったのにエレベーターのボタンを押せないだけで床に転がって泣いたりするようになってきました。
なだめるのに苦労するママ友をみながら、うちもいずれこんな風になるのか…と恐れをなしていたのですが、長女は床に転がって泣いたことは一度もなく、イヤイヤして私を手こずらせることはありませんでした。
ですので、イヤイヤ期はなかったです。
なんて育てやすい子なんだと、その時は思っていました。
次女の性格とイヤイヤ期
次女は今2歳で、イヤイヤ期真っ最中です。
◯◯しよう?と聞くと、とりあえず「イヤ」と言います笑。
性格は、とても気が強くて活発、明るいです。
どれくらい気が強いかと言うと、転んだりどこかに頭をぶつけたりしても、痛くて泣くのではなく、痛いことに怒って泣くくらいです。
怒って泣く子は初めて見たので、最初は驚きました。
意に反することをすると、「それは嫌だと言ってるでしょ!」と言わんばかりに(言えないんですけど)ブチ切れてきます…。
その時の声の大きいこと大きいこと。
お外で同じ声を出をされたらかなり広範囲に響き渡ること間違いなしなので、長女と違い次女とのお出かけはかなり気を遣います。
1歳半くらいから反抗するようになり、話せるようになってきてからはイヤイヤ言うことが多くなってきました。
長女にはなかったことなので、とうとう我が家にもイヤイヤ期到来か、と覚悟を決めました。
しかし次女は気が強くてすぐ怒り、怒っている時はなかなかに激しいのですが、気持ちの切り替えが早いタイプなのか、代案を提供するとそちらで満足してくれたり、自分で「我慢」と言いながら耐えてくれたり、イヤイヤが長引くことがないので今のところ助かっています。
とても気が強くて何でも自分でやりたいタイプなので、絶対イヤイヤが強く出るのではないかと思っていたので意外でした。
性格の違い
次女と違い、長女は赤ちゃん時代からおとなしく、手のかからない子でした。
電車やバスに乗せても泣き喚いたこともなく、お出かけもしやすかったです。
それゆえイヤイヤ期も激しくなかったのだろうと考えていましたが、成長した今、自分の感情を表現することが苦手で、自己主張がうまくできません。
長女は中学生なので反抗期の年齢でもありますが、今でも反抗することがありません。
発達障害かどうかは、イヤイヤ期のあるなしが診断の基準になっているはわけではないので、イヤイヤ期がないからといって発達障害だと心配する必要はありません。
ただ我が家の場合、今思えばイヤイヤ期がなかったことは、発達障害の兆候だったのではないかと思います。
説明するのが難しいのですが、発達障害がゆえの自己主張のなさ、意欲が低く生きる力の薄さ、みたいなものが幼少期から垣間見えていたのかなと思います。
発達障害のイヤイヤ期
発達障害のお子さんの場合、イヤイヤ期がないこともあるかもしれませんが、どちらかというとイヤイヤが強くて困ることの方が多いかもしれません。
なぜかというと、発達障害の特性からこだわりが強かったり、言葉の理解が遅れたりしていることが多いからです。
こういった子は癇癪やパニックを起こしやすいので、イヤイヤ期は特に対処が難しいかもしれません。
もし今、お子さんにイヤイヤ期がなくて発達障害を疑っているのでしたら、お子さんの性格をよく見てください。
大人しいタイプの子であれば、イヤイヤ期がないこともあります。
それが発達障害と関係しているのかどうかは、正直なところ、もう少し成長してみないとわからないかな、というのが私の感想です。
イヤイヤ期がないことだけで心配せずに、お子さんの性格、それから発達の具合を総合的に見てからでも遅くないと思います。