
今年からプリスクールに通い出した、気が強すぎる次女、さんご。
基本、朝は親が子をスクールに送って即帰宅、帰りも子を受け取ったらすぐ帰宅するので、スクールでどのように過ごしているのか謎でした。
そんな中、スクールから面談のお知らせが来たので行ってきましたが、なんと娘は誰とも関わらず、遊ばず、自分からは発言しないそうです。
家では暴君なのに、どういうこと!?
暴君
一言で娘を表すとしたら、暴君です。
お水が欲しいと言うので出せば、やれ氷を入れろだの、別のコップにしろだのうるさいし、食卓にお米を出すときは、熱いと文句を言ってくるので冷ましてから出してます(食いしん坊なので、すぐ食べられる温度がよいらしい)。
温度が気に入らないと文句言うとか、まるで昭和のオヤジのよう。
外に出れば出たで、風で髪が顔にかかると「髪が邪魔ー!」とブチキレる。
そんなのもう坊主にするしかない。
子どもあるあるですが、黄色い点字ブロックの上を歩くのが好きで、それ自体は本来の使用者が困らない分には別にいいんですけど、そこに私が乗ると怒ります。
自分が歩くから乗るなということらしいです。
またある時は、娘の具合が悪そうだったので、心配して覗き込んだら「見ないで!」と怒られました。
心配していただけなのにひどい言われようです。
他にも書ききれないくらい気が強すぎるエピソードがたくさんあります。
家で娘が話してくれること
スクールに通うこと数ヶ月。
さんごは3歳を迎え、お話がかなり上手になってきました。
スクールで体験したことや起こったことを説明するようになり、クラスのお友達の名前も覚えて、誰々が泣いていたとか、誰々が欠席だったとか、そういうことも話してくれます。
中でもお気に入りの男子がいるようで、その子の話がとても多く、その子のことを抱っこしただの、ぎゅーしただの(同じですね)言っていたので、微笑ましいなーと思っていました。
が、前述したように気がとても強すぎるので、お友達と本当に仲良くやっているのか、というところはかなり不安でした。
友達を下僕のように扱ったり、いじめたりしていないか、常に心配していました。
まさかの内弁慶
そんな不安を抱えながら向かったスクールの面談。
先生からは、まさかのお話の連続でした。
まず、虐め以前に娘は友達がいなかったのです。
家でたくさんお友達の話をしていたにもかかわらず、さんごはいつも一人で遊び、お友達と遊ぶことがないとのこと。
お友達の話はとても多かったのに、まさかぼっちだったとは…。
いや待て、ぎゅーしたとか言っていたけどそれは一体何だったのか?
もしかして彼女の妄想だったのだろうか。
本当は仲良くしたかったけどできなかったことを話していたのかもしれない。
そう考えたらなんだか切なくなってしまい、その日は娘の大好きなマックのポテトを買って帰ったのでした。
更に、先生に自分から挨拶したり、話かけたりすることもないらしいのです。
これはとても意外で、信じられませんでした。
家では何しろ昭和のおやじよろしくあれしろこれしろ、要求の連続でこちらが大変疲れてしまうくらいで、先生に対してもそんな感じだと思っていたからです。
だから私は、家では暴君みたいな娘が、スクールでは借りてきた猫みたいだったと知って驚きを隠せませんでした。
内弁慶は、珍しいことではない。
このように、家の中では態度が大きく勝手な振る舞いばかりしていても、外では小さくなってしまう子どもは結構多いものです。
人によっては外ではとてもいい子、いわゆる優等生だったりします。
しかし家に帰ると暴君になるのはいったいなぜなんでしょう。
これは、外では家と同じにはいかないことを理解しているので、いわば空気を読んでいる状態だと言えます。
この時、子どもは少し無理をしていたり頑張っていたりするので、そのストレスを家で発散しているのです。
ですので、我が子が内弁慶だったとしても心配せず、あぁ外では頑張っているんだな、と温かく見守ってあげるとよいと思います。
ただ、あまりにも度が過ぎる我儘や、八つ当たりがひどい時はビシッと注意した方が良いでしょう。
でないと、何をしても許されると勘違いしてしまいます。
我が家も、あまりにも態度が酷い時ややりたい放題、我儘放題の時は叱ることにしています。


